清々しさと涼やかさを湛えた青竹を、雰囲気そのままに硝子にしたような酒器。
色味が変わったりラインナップが変わったりしながらも、じっくり作られてきたシリーズです。
透明感の秘訣はガラスの色を重ねる順番です。
しっとりと落ち着いた緑色の外側に透明なガラスが重なっています。
この厚みで逆に重ねると色はもっと薄くなり、全部色ガラスだと透明感が色合いに負けてしまいます。
たっぷりの透明なガラスの向こう側にすっと透き通る色ガラス。
瑞々しい植物の美しさに近づけたい。
竹は日本の生活のそばにあった素材です。
食の器としても酒瓶や水筒、羊羹や香辛料入れとして使われていたといいます。
大きいサイズのぐいのみは、吸い酢やお浸しの小鉢にも。
健やかな成長や生命力の象徴としての姿を借りて。
長月には、かぐや姫に寄せて。
竹の酒器がお祝いや晩酌に彩りを与えてくれます。
>> 竹 -bamboo-